子宮頸がんの原因は、ほぼ100%がヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染です。多くの場合、性交渉(皮膚や粘膜同士の接触)によって感染すると考えられていて、発がん性HPVは、すべての女性の約80%が一生に一度は感染していると報告があるほどとてもありふれたウイルスです。このため、性行動のあるすべての女性が子宮頸がんになる可能性を持っています。
ワクチンで子宮頚がんが100%防げるというわけではないのですが、子宮がん検診と併用することにより、効果が期待できます。
定期接種の対象年齢は小学校6年生~高校1年生相当の女子です。
1回目→<2ケ月あける>→2回目→<4ケ月あける>→3回目
予定通り接種できない場合は、1回目~2回目は最低1ケ月あけて、2~3回目は最低3ケ月で接種してください。
個人負担はありません。
1997年4月2日~2006年4月1日生まれの女子は、2022年4月から2025年3月までの3年間、定期接種としてHPVワクチンを無料で受けられます。
また、2022年3月までに自費でワクチンを受けた人に対して接種費用を払い戻す制度があります。対象者、申請方法、償還額、申請期間は自治体ごとに異なる場合があります。詳しくは、お住いの自治体にお問い合わせください。
肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。肺炎球菌は、唾液などを通じて飛沫感染します。日本人の約3%~5%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされ、これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。
「ニューモバックスNP®」を1回接種します。肺炎球菌ワクチン「ニューモバックスNP®」は肺炎球菌感染症の約2/3の原因となる肺炎球菌に効果があります。
肺炎球菌ワクチンの定期接種(「ニューモバックスNP®」接種)の対象は、2024年4月より、接種日に65歳の方が対象となります。(接種期限は66歳の誕生日の前日)
4,124円
該当する年齢(65歳)以外 又、2回目以降の方は9,124円の負担となります。
帯状疱疹とは水ぶくれを伴う赤い発疹が左右どちらか、帯状に出る皮膚の疾患です。
強い痛みを伴うことが多く、症状は3週間から4週間ほど続きます。はじめて水痘帯状疱疹ウイルスに感染したときは、水ぼうそうになります。
水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内の神経節に潜んでおり、加齢やストレス、過労などが引き金となり潜んでいたウイルスが再び活動を始め、帯状疱疹として発症します。
帯状疱疹予防として、50歳以上の水痘にかかったことがある人や帯状疱疹にかかったことがある人に1回の接種をお勧めします。
帯状疱疹ワクチンは、現在2種類あります。効果や接種対象、摂取回数、費用などに違いがあります。
弱状疱疹専用の予防接種として認可されたものです。
約97%以上も発症を抑える効果があります。
1回22,000円、(2回接種で44,000円)